韓国リベンジ(ソウル)
 目次
 はじめに  コンビニチェック         
旅の指さし会話帳
「韓国」
お世話になりました
 屋台  面白かったもの、怖かったもの
 ごはん  おみやげ
 大学対抗アイスホッケー  さいごに
 板門店
      
  
ソウルの町並み(左:南山タワーより北の方角、右:63ビルディングより漢江を望む)
2004.09.15-09.21
はじめ1人旅―途中で友人dubuと合流2人旅
Friend's House 3泊 Namsan Guest House 3泊
Korean Air Sapporo-Seoul
はじめに

話は1年前にさかのぼる。アメリカで付き合っていた彼氏は韓国人だった。
昨年9月、韓国へ彼に会いに行ったのだったが、初めての韓国に私はすっかり降参。
なんといっても言葉のわからなさ、彼の両親に会い、言葉の通じないお母様と一緒に
温泉へ行くなどの緊張の連続、よくわからない日本食、極め付けに、英語をしゃべれるはずなのに、
韓国語ばかりが飛び交う、友人の会話などにノックアウトされ、完敗した。
3泊4日で、2〜3キロ体重が減るという、かつてないヘビーな旅だった。

しかし、私が目指すは日本語教師(たぶん)。
こんなことに負けてはいられない。
韓国は日本語教育の1大マーケットなのだ。
もしかしたら、就職しなければいけないこの国の印象が、こんなものでいいはずがない。
というわけで、まず、降参した原因のひとつである韓国語、これを少し勉強し、
「冬のソナタ」 (by althaea←感謝)全20話も3日で見た。
人の家にも泊まらなくて良いように、インターネットで宿も予約した。
そして、韓国降参の1年後の9月、満を持して韓国へ挑んだのだった。
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  屋台

 あまから屋台談
まず、韓国の印象アップのため、今回は食べに食べたといっても過言ではない。
とくに、lisilは屋台が好きである。甘いものも好きである。辛いのも何とか大丈夫。
そんな私が食べたものを紹介したい。


ホットック

「トック」は確か韓国語で「もち」の意味だった気がする。
よくわからないけど、もちもちしているから、「hotなもち」の意味なのだろうか?
外側はもちもちの皮、内側はザラメのお砂糖である。
屋台で、ホットプレートの上で焼いている。
暖かいので中のザラメは溶け気味で、それがまたおいしい。
後で作っているところを見ていたら、握りこぶしくらいの小麦粉で作ったような
生地を平らにし、スプーンでザラメを真ん中に乗せ、
上にさっきの握りこぶし大よりも少し少ないくらいの生地を乗せて、焼いていた。
なるほど。もちもち感を出すには、白玉粉でも使っているのかなぁ?



サツマイモのチップス
サツマイモを細長く切って揚げたもののよう。ほのかに甘い。
ぱりぱりしている。でも、私の食べたものは、若干油焼けしていて、
おいしくなかった。おなかが痛くなりそうだったので、途中まで食べて捨てた。
ちゃんとした所で買ったらおいしかったんだろうなぁ。


 



トッポッキ
韓国の女の子が大好きだという、トッポッキ。
細長い、ソーセージ状のもちをコチュジャンと砂糖のたれに絡めてある。
餅のほかには、長ネギの青い部分、揚げ、などが入っている。
「甘辛い」とよく評されるが、日本スタンダードで考えれば、
それは、「甘くて、しょっぱい」を想像するのでは?
でも、これは本当に辛い。甘み10%、辛味90%である。
辛いのが苦手な人は、なるべく餅が太い店を選ぶと良いと思う。

左側の写真の右に、小さく見えているコップはセットのスープで、
練り物のゆで汁のようである。友人は、するめのにおいがするといっていた、
韓国独特の味のスープである。
右側の写真はトッポッキの売っている屋台。くしに刺してあるのは、
つくねのコチュジャン和え、おばさんがかき混ぜているのがトッポッキ、
その右がおそらく「スンデ」と呼ばれる豚の血の腸詰めであろう。
「スンデ」については、また後ほど。

じつは、辛いといいながらも、結構気に入って3回も食べた。
癖になる味、とはこのことだと思う。
これを作るために、コチュジャンまで買ってきた。
屋台のトッポッキは、1人で食べるには量が多いので、
2人以上で一緒に食べることをお勧めする。


 おまけ


食べ物だけが屋台ではない。
右側は屋台のお花屋さんである。ここは、ひまわりなんかも置いているけれど、
たいていの店はバラばかりである。韓国人の友人に聞いてみると、
付き合って100日目にバラの花100本を男が女にあげるのだとか。
だから、バラの花ばかりの花屋さんも「ふつう」なのだそうです。

左側の写真は、韓国のヤクルトおばさん。
まず、色が黄色である。日本はうす緑。
そして、自転車ではない。リヤカーである。
さらに!どこでも店を広げている。一種の屋台といってもいいだろう。
ちなみに、韓国ではヤクルトは「ヨーグルト」である。
日本で言う白くてとろとろしたヨーグルトも、同じく「ヨーグルト」。
紛らわしい・・・。
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  ごはん

 韓国料理の食べ方

韓国料理は金属製の箸とスプーンで食べるのが一般的。
スプーンは欧米のものよりもやや浅い感じ。
同じように箸を使う日本から行くと、ついつい箸ばかり使ってしまいがちですが、
韓国ではスプーンがメインで、箸はお新香などをちょっとつまむために使います。
基本的にはご飯もチゲも全部スプーン。ちなみに、ご飯を食べるときに、
器を持ち上げてはイケマセン。これもついついやってしまう^_^;

それから、韓国でお食事するときは、何でも分け合うのが基本!
だから、チゲにも取り皿はついてこないし、4人なのに、3つしか料理を頼まないこともありました。
チゲにしても、みんなでスプーンを入れちゃいます。
と、まぁ、ここまでは私も何とか理解はできる。
しかし。
韓国人2人、日本人2人でスタバのような喫茶店に入ったとき、
コーヒーは4つ頼んだけれど、ケーキは1切れしか頼まなかった。
なんと、1切れのケーキまで、みんなで分けて食べたのだった。
あ〜、びっくり。
男2人女2人の4人で1切れのケーキをつつく図、なんともお見せしたかったです…。

今回食べたものの一部



スンドゥブチゲ

絹ごし豆腐のチゲ。やっぱり韓国だから、赤くて辛いものから。
ふわふわしたお豆腐と、アサリのダシがたまらなくおいしい。
今度家でチゲするときは、アサリを入れることをお勧めします。
後ろにある白い器は、お新香。キムチと、 沢庵、練り物をしょうゆ味で煮たものです。
ちなみに、韓国人は沢庵にお酢をかけて食べるのだとか。
甘すぎるそうです。かけてみましたが、言うほどの違いはなかったような…。



 マンドゥ

「ヨーグルト」に続く、紛らわしいものその2。
これは、中にキムチのはいった餃子(私に言わせれば)。
でも、韓国では、マンドゥ(まんじゅう)なのです。
旅行に行く方、辛いものばかりで甘いものが食べたいなぁ、と思ったからといって、
マンジュウという甘い誘惑にのってはイケマセン。
名前はともかく、私はかなり好きです。



 アホプ

「アホプ」というのは魚卵のことなのだとか。
チャーハン屋さんで出てきました。
石焼ビビンバのような器に、ご飯と、数の子のような、うす黄色の魚卵と、海苔、
沢庵のみじん切り、などが盛り付けられてきます。
写真は混ぜた後。ビビンバといい、この料理といい、なんでも豪快に混ぜて食べるのが
韓国式なのかも・・・?



 ポックンパ

平たく言えば、チャーハンのようなものらしい。チャーハン屋さんにて。
これも、コチュジャンで味付けなのか、辛い。
奥に見えるのは、コチュジャンのみの味付け、手前のものは
とろけるチーズが入っていた。辛味とチーズのまったり感がぴったり。
これも、混ぜて食べると、とろけるチーズが糸を引いて、おいしそう。



 ジャージャー麺

韓国式中華料理、ジャージャー麺。
旅行中、韓国人に「中華料理屋に行こう」といわれても
がっかりしないでください。ジャージャー麺は、韓国にしかない中華料理なのです。
これは珍しく辛くない。うどんより少し細い太麺に、あまじょっぱくて、コクのある、
黒いソースがかけてあります。ちょっとこってりめ。
若干の野菜も入っています。

経験上、韓国人は中華が好きみたい。
1年前の旅行のときも、韓国人の友達が集まってご飯食べたのは
中華料理屋だったし、今回も2回ほど「中華料理屋へ行こう」と言われた。
「せっかく韓国に来ているから、韓国の料理を食べたいなぁ」
という気持ちは、多分言わなければ伝わらない。
前回は、日本料理屋にまで連れて行かれたのだから…。
日本人といるのだから、日本料理屋に行きたい、という気持ちもわからないではないけれど。



 カルビサル

おなじみ、カルビ。カルビサルのサルは何なのか不明。
後で聞いたけれど、結構高級メニューなのだそう。
でも、3人で焼肉して、お酒飲んで、3000円ほどだったけど。
焼肉の周りに写っている、サラダ、味噌などをサンチュに包んでたべるのがウマい!!



 サムギョプサル(三枚肉)

トングでつかんでいるのが、サムギョプサル。ボケてはいるけれど、大きさがわかるでしょうか?
長さ20センチ、幅7センチほどの大きな肉の塊!
三枚肉の名前の由来は、赤身、白身、赤身、白身、と3重に重なっているからです。
いわゆるばら肉の塊を薄く切ったもののような気がします。
それを、たれに漬け込んで焼きます。食べるときははさみでチョキチョキ切って、1口大にします。
これも、赤身と白身のバランスが絶妙、かつ、ちょっとあまじょっぱい味付けもたまりません。
ちなみに、コチュジャンに漬け込んだ、コチュジャンサムギョプサル、というものもあります。



 スンデ

あまり良く映っていないけれど、左は黒い皮に、餃子の具のような中身、
左は黒い皮に赤っぽい中身です。韓国人の友達に言わせれば、
「コリアン・ソーセージ」だそう。豚の血の腸詰です。
左のは、たまねぎや、ひき肉などと血が一緒に入っているもの、
右は多分、純粋に血なのではないかと思われます。
私は両方大丈夫でした。むしろ好きな味かも。
左のは、普通の餃子と大して変わらず、右はパサパサしたレバーのような味でした。

 おまけ



スジョングァ(水正果)

甘くて、シナモンたっぷりのシロップに、干し柿の入った飲み物。
確か去年、NHKテレビのハングル講座でも紹介されていたかも。
スプーンの先に干し柿が乗っています。
ちなみに、スプーンはティースプーンではなく、普通の大きなスプーン。
スジョングァの器は、抹茶を飲むための器とちょうど同じくらいの大きさです。
シナモンがぴりぴりするくらい入っていて、甘すぎもせず、おいしかったです。

韓国伝統喫茶店にて。
 いい雰囲気でしょ?
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 大学対抗アイスホッケー

ヨンゴジョン(延高戦)

私が行ったとき、ちょうどヨンセイ(延世)大学とコリア(高麗)大学の
スポーツの定期戦の時期だったらしい。
友達が、ヨンセイ大学で働いていたので、チケットをもらって見に行った。



バスケットと、アイスホッケーのチケットがあったのだけど、ミーハーな私は
ちょっと前にドラマ(PRIDE)でやっていたアイスホッケーを見ることに。
はじめて見たけど、スピード感があって、しかも激しくて、結構好きになりました。



こちらは応援席。左側の青がヨンセイ大学、右側の赤がコリア大学、
お互いにスクールカラーのTシャツ、タオルなどをもって応援します。
コリア大学は、なにやら赤いゴミ袋で応援していたような。
応援席は総立ちです。



応援席の真ん中にはこんなステージがあって、チアリーダーのような
ひらひらの服を着た女の子(1,4)と王子様のような格好をした男の子(2,3)が
みんなの応援指導に当たります。

しかし、この辺になってくると、もうゲームなんてどうでもいい感じ…。
ちなみに、この日まで1ヶ月ほど(?)大学構内の野外ステージで
一般の学生向けの、応援の練習会が開かれていたそうな。
ワールドカップのときの、真っ赤な韓国の応援を連想してしまいました。
この辺の基礎があって、あの応援になるのかと・・・。
ちなみに、青Tシャツは1種類ではなく、友達と一緒に作ったり、
サークルごとに作ったり、いろいろするみたいです。
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 板門店

 板門店ツアー

やっぱり韓国といえば、38度線、板門店を一度見てみたいではないですか。
最近、6者会談などで、徐々に緊張緩和になってきているようなので、
まだ緊張感のあるうちに、と思って見てきました。
韓国と北朝鮮を結ぶ鉄道、京義線も、2004年10月頃、
つまり来月から駅がオープンするのだとか。
でも、人が乗れるようには、まだなってないみたいです。



韓国側から見た、警備員。あれは、韓国側の兵士です。
青い建物は、国連のものなんだとか。
兵士は、徴兵された人も、配属されるようです。
いきなり、板門店勤務とかになったら、びっくりだろうなぁ。



上の写真の青い建物の中です。
警備員はピクリとも動きません。兵士の後ろのドアが、
北朝鮮へのドアです。あそこから出ると、北朝鮮へ亡命したことになるみたい。



同じ建物の窓から見た、北朝鮮と韓国の国境。
真ん中のコンクリートのラインがそうです。
左が北朝鮮、右が韓国。
ん?構図がおかしいって?
そう、これは北朝鮮側からとっているのです。
建物内に限り、北朝鮮側に入っても良いようです。



青い建物の向こう側には、こんな建物が。
北朝鮮の建物です。階段を上がった入り口に北朝鮮の兵士が
いるのが見えるでしょうか?



これは、板門店に入る前の、統一展望台というところから見える
北朝鮮の村の模型です。実物は、雨が降っていて良く見えませんでした。
北朝鮮は、韓国から見えるということを意識して、ここに文化村という村を
建設し、文化住宅(たぶん国から支給される住宅)を作ったそうです。
何度か、その棟の数を増やしているらしいですが、後から作った住宅には、
屋根もかけられず、窓ガラスもはまっていないのだそう。
そんなことから、たぶん無人の村だろうといわれています。
田畑は、近隣の村の住民が耕しているのだとか。

ちなみに、ここから、板門店に入るまでは写真の撮影は禁止されていました。
舗装になった、片側1車線の道路を通って板門店まで行きましたが、

統一展望台→武装地域→非武装地域→板門店(JSA)

というようになっていて、展望台から、非武装地域までの間は道の両側が
地雷原になっていました。森だったので、そうとはわからないのですが。
そして、たまに、道路の両端に緑色や白のの大きなブロック(2m×2m×1mくらい)が
あって、その中には道路封鎖用に、ダイナマイトが入っているとのことでした。

また、国連軍は2004年9月、つまり今月いっぱいで引き上げるそうで、
来月からは、韓国軍のみで警備をするそうです。
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 コンビニチェック

 飲み物編
やっぱり、その国の生活を見るなら、コンビニやスーパーが一番!と
おもっているので、普通の飲み物をチェックしてみました。
でも、自分が飲みたいものに限り、です。



 なしジュース

なしの果肉の入ったジュース。
さっぱりして飲みやすかったです。
日本にもほしいなあ。



 Qoo

日本でもおなじみ、Qooのオレンジジュースもありました。
ハングルでかいた「くう」の文字が、かわいい〜。



 緑茶豆乳

めちゃめちゃ濃厚でした。緑茶というよりは、豆乳に抹茶を混ぜた感じ。
でも、豆乳の味のほうが勝っています。
朝に飲もうと思ったら結構きつかった。栄養満点、という感じの味です。

 その他

写真には撮れませんでしたが、韓国伝統茶の缶ジュースもありました。
友達に進められ、ご飯の入ったお茶(韓国では、お茶は茶葉から出していなくてもお茶)
をすすめられ、飲んでみました。

甘いのなんのって。

ご飯粒が入っている、シロップという感じでした。
慣れたらそれはそれで、ありかな、とも思いましたが。

ちなみに、このお茶の名前は「シッケ」といいます。
もともとはご飯のお焦げにお湯を注いで作る、お茶なんだとか。
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 面白かったもの、怖かったもの

面白かったもの
 Good News or Bad News? ― Good News!
 ということで、面白かったものから行きます。



南山(ナムサン)タワー
ソウルの観光名所、南山タワーです。
馬鹿と何とかは高いところが好き、ということで、とりあえず行ってきました。
このパネルは、その南山タワーの全貌を明らかにしているわけですが、
一番高いところは、約479メートルと書かれています。

う〜んけっこう高いなぁ、と思いつつ、タワーの一番下の数字を見ると・・・
6階くらいに書いてある線のところ、高さは269メートル!
水増し??
そう、ここは、名前のとおり、南山の上にあるのです。
ここにたどり着くためには、ロープウェイに乗らなくてはなりません。
というわけで、海抜479メートルというわけでした。
引き算すると、タワー自体は、210メートルほど。
このくらいだと、高所恐怖症の人も、怖くないかも?

怖かったもの
 いやぁ、これほんとに怖いです。
何か良くわからないかもしれないけど、刑務所です。
日本統治時代の。
あまりの怖さに、中に入ってから写真は一枚も取れませんでした。
というわけで、これが唯一の写真。



西大門刑務所歴史館

ここは、日本統治時代に韓国人を収容した刑務所の跡です。
施設などはほとんど当時のまま。
さらに、歴史館として、歴史の解説をはじめとした
さまざまな展示品が加わっています。

たとえば、当時のままの独房に蝋人形がいたりとか、
その蝋人形が喋ってたりとか、血を流してたりとか、
さらには、その蝋人形の入っている独房や拷問器具の横に
体験用の拷問器具、独房が備え付けてあったりとか。
(これももちろん当時のまま)

当時の裁判の様子も再現され、被告の台に立てるようになっています。
さらには、処刑の場面をビデオで見た後に、処刑所に座れたりとか、
本当に処刑をしていた建物、また、遺体を収容していたその建物の地下も
覗けるようになっています。

私は怖くて覗けませんでした。
書いていても怖くなってきたので、もうこの辺で(-_-;)

この歴史館の特徴としては、来館者に子供がやたらと多かったということが
あげられるでしょう。むしろ、大人だけのグループのほうが少なかったくらい。
子供たちは、一生懸命メモを取りながら展示を見ていました。
きっと学校の宿題だろうね、と一緒に行ったdubuと言っていました。

こういうものを見て育つと、反日になっても仕方ないな、と思います。
dubuが言うには、「台湾にはこんなのなかったよ」ということで、
やっぱり韓国独特なのかなぁ。
ちなみに、大学の授業で聞いたところによると、統治時代の犠牲者は、
台湾が韓国の10倍多いそうです。誤植じゃないです。台湾の方が多いそうです。
私はこれを聞いてかなりびっくりしました。
そして、この施設を見て、さらにびっくりしました。怖かったよう…。
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 おみやげ

おみやげたち

ほとんど、自分へのお土産となってしまいましたが、
今回の旅の収穫です。



本 『韓国文化の知られざる一面』

自費出版されたような、部数の少ない本で、日本語で書かれています。
内容は、戦時中に日本語を学んだ少年の自伝です。
この方は、かなり日本語を肯定的に捉えているようで、ひいては
日本にも親近感を持っており、よく取り上げられるような、反日、という感じではありません。
そこに興味を持ちました。
日本語を学んだことから、どちらかというと親日な少年が、戦後どのように生きてきたのか、
じっくり読んでみたいと思います。





板門店のみやげもの屋の袋

板門店のみやげもの屋は国連軍(米軍)の38度線撤退に伴って、
2004年9月いっぱいでなくなったそうです。
2004年9月20日というぎりぎりの日にちに偶然行き、閉店セールに出くわしました。
自分にはピンバッジぐらいしか買わなかったけれど、板門店訪問記念の袋に
入れてくれました。希少品かも??



パンプス

韓国人女性は、パンプスが好きらしい。
上がどんなにカジュアルでも、靴はパンプス系である。
スニーカーではない。
そんなわけで、パンプスの需要が高いわけだから、値段は安いだろうと踏んでいた。
そして乗り込んだ女子大前のファッション商店街。
パンプスを見ていると、店員さんが寄ってくる。
35,000ウォン(約3,500円)とのこと。
安いかも。

でも、ここは韓国。値切らなくては、と思い、値切ってみた。
「30,000ウォン?」 渋るお兄さん。
でも、最終的には、「OK!」 その代わり、Hugして。

とのことで、2足の靴は別々の店で買ったにもかかわらず、
同じようにして、35,000ウォンのところを、30,000ウォンにしてもらった。
型にはめたような、Hugして、という対応からすると、
これは・・・ふっかけられたのかなぁ?




ポラリスストラップ

まぁ、お約束なので買ってきました。
誰かにあげようと思って。そしたら、真っ先にうちの親がほしがりました。
家では、毎日冬ソナのサントラがかかっています。

このストラップで特記すべきは、その価格設定。
日本円にして、約700円。
普通だ、と思うでしょう?
でも、さっきのパンプスが3,000円。
それをかんがえると、この価格設定は韓国人にとってはかなり高めなわけです。

観光地でも、確かストラップは300円〜。100円くらいのもあったと記憶しています。
でも、日本のストラップの価格帯は600円〜800円くらいが普通。
だから、日本人観光客は、700円でも買っちゃうわけですよ。
この見事な価格設定。いったい誰がつけたんだか、デパートでも、露店でも同じ値段でした。



高麗人参茶(100袋入り)

バイト先のおばさんに頼まれて買ってきました。
これは、100袋入り、キラキラの箱に入って、見た目も良いし、高そうでしょう?
でも、なんと500円なのです。
高価なものだと信じていたバイト先のおばさんもびっくりしてました。
もし、荷物を送ったり、スーツケースに余裕があるのなら、
このお土産は、かさばるけど、安いし、立派だし、かなりコストパフォーマンス高いです。
決して、おいしくはないんですけどね。良薬口に苦し、ということで。

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 さいごに

ここまでいろいろ書いてきたけれども、全体的に言って、旅行は楽しかったのではないかと思う。
1日目から3日目の宿では布団が固すぎるのと、
共同のトイレの横の部屋で、ほとんど眠れなかったりもしたけれど。

友達にも、すごく良くしてもらって、ありがたかった。
毎日のように飲みに行った。焼肉もたくさん食べた。
前回の旅に比べ、人間関係のストレスを極力減らす努力をしたのだが、
かなりそれは成功したのではないかと思う。
自分の行きたいところにも足を伸ばせた。板門店とか。
食べたいものも食べた。トッポッキをはじめとした屋台の食べ物、焼肉。
全体的な満足度は高かった。

でも、ここでもう一度私の旅の目的に話を戻そうと思う。
今回は、自分の中での韓国の印象アップを狙って行ったのであった。
これだけの満足を味わいながら、印象アップしなかったといえばウソである。

印象アップはした。けれど、3年前にパリに行ったときのような、ドキドキ感はなかったのである。
どこに行こう、何しよう、何していても楽しい、そういう感覚がなかった。
日常の延長線上にある旅だった、といったら良いのだろうか。
ソウルに何が足りないのかわからない。
就職先の下見気分で行ったからなのかもしれない。
とにかく、何かが足りなかった。
もしかしたら、この物足りなさを埋めるために、私はまた韓国にリベンジするのかもしれない。
もう、しばらく行かないかもしれない。
どちらになるのかわからないけど、私にとっては、良くも悪くも、
近寄れば、渦に飲み込まれてしまう、ブラックホールのような街だとおもう。


<後日談>

これを書き終わったのは、10月5日水曜日深夜(10月6日未明)である。
テレビではアジアユース選手権の日韓戦をやっている。
旅行から帰ってきたのが9月21日。決して更新をサボっていたわけではない。
(普段から更新サボり魔の私が言っても、あまり説得力はないけれど)
帰国3日後には、半分くらい書き終わっていた。(ほんとに、ほんとだよ)

その後、私はリンパ節炎になり、髄膜炎を疑われるくらいのひどく、長い頭痛に襲われた。
今でもまだ完治はしていないが、PCに向かえるくらいにはなっている。
リンパの腫れに気づいたのは、帰りの飛行機の中。
旅行前にも、過密スケジュールが続いていたとはいえ、今回もこんなことになるなんて、
つくづく、韓国とは相性が悪いのかもしれない、と思う。

それでも、韓国の、食べ物にも、言葉にも、文化にも、何か魅かれるものがある。
いつまで、私の片思いは続くのだろう?
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